「借りぐらしのアリエッティ」2ndトレーラー [海外掲示板翻訳]
原作:メアリー・ノートン 「床下の小人たち」
企画:宮崎駿
脚本:宮崎駿 丹羽圭子
音楽:セシル・コルベル
プロデューサー:鈴木敏夫
制作:星野康ニ
監督: 米林宏昌
作画監督:賀川愛 山下明彦
美術監督:武重洋二 吉田昇
色指定:森奈緒美
映像演出:奥井敦
音響演出・整音:笠松広司
アフレコ演出:木村絵里子
「借りぐらしのアリエッティ」2ndトレーラーが日本テレビで公開されたみたいです(無意味なリアクションを入れるのは日本のテレビ番組では一般的なんだろうか?)
それはいいとして,皆さんはこの予告編を観てどう思われますか?
宮崎監督の後継者が現れた事を証明する重要な映画であることは明らかです
個人的にはルックスも良いし面白そう
草を螺旋階段のように降りるアリエッティや庭を走る感じとかはやっぱりジブリっぽくもあり新しいエネルギーも感じる
初めて監督を務める人が作ったとは思えないほど素晴らしい,もちろん桁外れに凄腕のアニメーターや背景チームが手助けになっているとは思いますが
どこまでが背景なのかアニメーションなのかが全く分からないシーンもあって迷子になりそう
誰かのこの映画のスタッフクレジットについて知ってる人はいないかな?
アートディレクターについては何人か知ってるけどアニメーターについては一人も分からない
米林監督が宮崎駿のように映画全体の作画監督として影響を与えるかなど興味は尽きない作品になりそう
[Leedarさん(ニュージーランド)]
宮崎・高畑監督がジブリから居なくなったらジブリは没落していくような気がするんだ
新たなスタッフが製作するジブリ映画を人々が受け入れるとは思えない
軽率で未熟で教養の無いうわべだけの映画になるよ,この状況は第2次大戦後のディズニーと類似しているかもね
1970年以降の人間が作る知的で完成された日本のアニメーションを知ってる人はいるかい?
[Greg Wさん]
若い世代としては新海誠作品が完成されているし才能があると思う
短編アニメーションの「笑顔」はちょっとアレな感じだったけど......
[H Parkさん(サンフランシスコ)]
歴史は繰り返す.......
もっと外の人間を受け入れていくべきだよ
鈴木プロデューサーは「宮崎アニメ」がジブリの根幹でありそれを守っていくような感覚がある
宮崎吾郎を監督に選んだ時もトラブったし
私が思う最大のミスは細田守をジブリが受け入れなかった事にある
もしジブリに留まっていれば当時助監督だった中村健治(モノノ怪 監督)のような人材まで失う事は無かった
ジブリに良い刺激を与えると思われる監督として原恵一監督を挙げてみる
なぜ原監督の名前を挙げるかというと彼は典型的なアニメを嫌い,既定のキャラクターや典型的なストーリーが好きではない
彼は日本のアニメーションを実写映画並みのレベルにストーリーテリングを押し上げようとしている
もしフリーランスになってもジブリ映画に参加することはないんだろうね,シンエイ動画に愛着をもってるようだし
新海監督は「アニクリ15」の作品がモロ宮崎映画の影響を受けてた
それに「秒速5センチメートル」,「ほしのこえ」のような皆が共感するほろ苦い日常を描くのが上手いよね
[Manulozさん(フランス)]
原監督はもうフリーランスだよ
サンライズ制作の「カラフル」って映画を作ってる
クレジットを読んでたらサンライズの他に「アセンション」っていう知らないアニメーション制作会社が載ってた
サンライズの子会社なのかな?
http://colorful-movie.jp/
ジブリの監督になって欲しい人材をを挙げるなら百瀬義行監督が良いよ
[sonicmarshmallowさん]
細田守がジブリから離れた事を間違いだとは思わないね
インタビューでも彼自身,論争の繰り返しだったと言っている
実際,細田監督版「ハウルの動く城」の絵コンテを見る限りとても面白そう,細田監督はストーリーをモダンにしたかった事が見て取れる
おそらく原作から乖離するとして宮崎の同意が得られなかったんだと推測できる
宮崎も細田も似た感性を持つ監督のようだけど,宮崎には部外者を受け入れるような現代的な思考がなかったんじゃないかと
その点で米林宏昌はジブリ内部の人間だし,信頼できるとして選ばれたんだね
宮崎監督には「もののけ姫」を作った理由のようにブランドを守るために似た作品ばかり作って満足している人間ではないし
ジブリの将来はアリエッティで決まるといっても過言ではない
宮崎駿という偉大な監督を目の前に米林監督には理不尽なほど大きなプレッシャーがかかるだろうなぁ
細田はジブリに対して「宮崎作品を作る場所」って言うくらいだからね,レンジの広いマッドハウスの方が良いさ
だけど近藤勝也がジブリの監督として映画を作るなら見てみたいかも
[H Parkさん(サンフランシスコ)]
宮崎はブランドなんで気にしてないけどその後継者はジブリブランドに縛られてしまうのでは?
宮崎や高畑によって確立されたトーンを若い世代もそのまま受け継いでしまうことはあまり良い事ではない
この点でジブリは新たにクリエイティブなパワーを外部から受け入れなければ
米林は宮崎や高畑という圧倒的な存在の影響を大きく受けている
ジブリのクリエイティブなシステムを知っているかもしれないがユニークで面白い作品は作れるだろうか?
[peteさん(ギリシャ)]
ジブリ初期だってそんなにスムーズには行かなかったんだよ
高畑の現実主義スタイルに対し,宮崎の童話やおとぎ話のようなスタイル
当時,宮崎は高畑が監督を勤める作品に参加していたから高畑の影響を振り払い自身のスタイルを確立するまで数年かかっ
てる
私はユニークな特色を確立してくれれば社内のアニメーションに固執しなくても良いと思ってるけど
[H Parkさん(サンフランシスコ)]
なるほど,そんな過度に反応しても仕方ないね
私はもっと忍耐力を養った方がいいかもしれない
[bahijdさん(オーストリア)]
まだどんな映画なのか全く分からないというのが正直な印象かな
予告を観る限り典型的なジブリ作品という感じはしない.....森田監督の「猫の恩返し」よりかはジブリっぽいけど
そもそもジブリは宮崎,高畑,久石譲なしでは存在できないよ,この中の一人でも欠けたらそれはもうジブリとは呼べない
そのくらいこの3人はジブリの根幹を支えてる重要な人材さ
宮崎のコピーを作るより自分のスタイルでオリジナル作品を作るべきであって,それが許されないのであれば細田のように外へ出るべき
宮崎や高畑が作り出すクリエイティブな映画も好きだったけど,4℃のように新たなスタッフや監督を加える事も重要さ
ジブリは高畑と宮崎の惑星だった,そこで他の惑星の人間がジブリに加わる事ならばこの世界は変わると思うんだ
そして高畑と宮崎の世界を作り上げた人として忘れてはならない存在なのが大塚康生氏,ドキュメンタリー「大塚康生の動かす喜び」は必見だよ

1)高畑 2)大塚 3)宮崎
(太陽の王子 ホルスの大冒険より,狼vsホルスのバトルシーンを演じる3人)
[peteさん(ギリシャ)]
もう何年も経つけど初めてTVで観たナウシカにものすごい衝撃を受けたのを今でも覚えてるよ
何事も変わらずそのまま残り続けるなんてありえない,いつかは変わっていく
それでもジブリはアニメーションの世界で重要な存在として影響を与え続けていくんだろうね
(http://www.pelleas.net/)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
大塚康生の動かす喜び [DVD] | |
![]() | 大塚康生 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2004-07-23 売り上げランキング : 6605 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- 関連記事
-
- Ninja + Golf = Ninja Golf [海外掲示板翻訳]
- さらい屋五葉 第10話「汚い野良猫」[海外掲示板翻訳]
- 「借りぐらしのアリエッティ」2ndトレーラー [海外掲示板翻訳]
- CO2排出量を削減するために1時間早く寝よう [海外掲示板翻訳]
- さらい屋五葉 第9話 「お助けに参る」 [海外掲示板翻訳]


| 海外掲示板 | 23:47 | comments:42 | trackbacks:0 | TOP↑
なーに
ジブリがもしこの人たちの言うように変わってしまって人気がなくなってしまったとしよう。
それでも新たな人達が新たな素晴らしい映画を作り続けていくさ。
人間ってそんなもんさ
| No Name | 2010/07/04 00:54 | URL |